「明治安田J1、広島1-0横浜FC」(2日、エディオンピースウイング広島)
広島が完封勝利し、勝ち点10として3位に浮上した。明大から加入したルーキー、MF・中村草太(22)が公式戦7戦5発目となる決勝ゴールを決めた。柏は浦和に2-0で快勝し、勝ち点10に伸ばして首位に立った。浦和は開幕4戦勝ちなし。町田は2-1で名古屋を退けた。名古屋も4戦未勝利。G大阪は1-0で東京Vに競り勝った。
昇格組の相手に対して、広島は前半から押し込む展開となったが、決めきることができない。後半も膠着(こうちゃく)状態が続いた中、中村が嫌な流れを断ち切った。後半33分に左サイドのアルスランのスルーパスに反応。持ち味のスピードを生かしてゴール前に抜け出すと、キーパーよりも先にボールに触れてゴールに押し込んだ。
「ああいうシーンを何回もつくり出すのが自分の良さ。90分間走り続けたことで、結果がついてきた」。この日がリーグ戦初スタメン。「ものすごく緊張して、最初は試合に入ることができなかった」という中で精神面を修正し、結果を残した。約2万5000人を動員したホームで大歓声を浴び、「満員のスタジアムで点を決めて、観客から名前をコールされて鳥肌が立って感動した。この感動をこれからもいっぱい味わいたい」と声を弾ませた。
序盤の過密日程の中、チームは公式戦7試合で無敗を誇る。中村はリーグ開幕戦の町田戦でも決勝ゴールを決めており、ACL2でも計3ゴールをマーク。公式戦7試合5得点の荒稼ぎに、自身も「想像以上」と驚きを隠せない。
終盤にアルスランが負傷し、同じ前線2列目の中村の重要性がさらに増す。「スピードと動き出しで背後に抜けるのは自信を持っているが、足元で受けたり、ためをつくったりできるようにもなりたい」と一層の成長と貢献を誓った。
◆中村 草太(なかむら・そうた)2002年10月15日、群馬県出身。高崎市立塚沢中時代は前橋FCに所属。前橋育英高を経て明大。関東大学リーグ1部で3、4年時に2年連続得点王とアシスト王。23年にU-22日本代表候補。168センチ64キロ。血液型O型。