J1神戸 3連覇へヒヤヒヤドロー発進 守護神・前川が好セーブ連発!酒井ら負傷交代で不安も 吉田監督は「勝ち点1」に前向き

 「明治安田J1、神戸0-0浦和」(15日、ノエビアスタジアム神戸)

 史上2クラブ目の3連覇を目指す神戸は開幕戦でホームに浦和を迎えたが、0-0で引き分けた。GK前川黛也(30)の好セーブやVARによる浦和のゴール取り消しに救われたが、後半にDF酒井高徳(33)らが負傷交代するなど不安が残った。J1初参戦の岡山は京都に2-0で快勝し、白星発進。湘南は鹿島を1-0で破った。FC東京は1-0でJ1復帰の横浜FCを退け、柏は福岡に1-0で競り勝った。横浜Mと新潟は1-1で引き分け。川崎は名古屋に4-0で大勝した。

 相手の攻撃に何度も冷や汗をかかされた。けが人が続出し、不安を残した。それでも黒星を逃れた。一昨年から続く3年連続の開幕戦勝利は逃したものの、吉田監督は「勝ち点1はポジティブに捉えている」と前向きに受け止めた。

 大型補強で厚みを増した攻撃を仕掛ける浦和に、前半からシュート10本を浴びせられた。ただ、守護神GK前川が好セーブを連発。同16分にはMFマテウスサビオの強烈なボレーに横っ跳びで反応するビッグセーブを見せ「キーパーができる仕事はゼロで終えること。開幕戦という中で最低限のことができた」と頼もしかった。

 最大のピンチは辛くも判定に救われた。両チームとも一向に決定機をものにできないまま迎えた後半36分。浦和が左コーナーキックからクロスを上げると、ペナルティーエリア内で合わせた球がゴールラインを割ったかに見えた。被弾なら、残り時間が少ない中で絶望的な状況。しかしVARでハンドと判定され、神戸にとってラッキーなノーゴールとなった。

 しかし、心配はけが人が尽きないことだ。後半途中にはDF酒井が負傷交代、途中出場のFWジェアンパトリッキも右足を痛めて出場10分未満でベンチに下がった。沖縄キャンプで負傷者を抱え、すでに8日の富士フイルム・スーパー杯から主力の宮代、井手口、広瀬を欠いている。

 それでも、サブメンバーに光るものがあったのは救い。酒井に代わり途中出場したDF日高は出場してすぐ相手のファウルを誘い、チャンスを演出した。苦しいやりくりを強いられるが、吉田監督は過密日程の厳しい道のりに「できる選手でやるしかない」と覚悟を込めた。

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