元サッカー北朝鮮代表・鄭大世氏の妻「夫をだました詐欺師を撃退」告白 「私と結婚していなければ、全財産が吹き飛んでいた」

 サッカーの元北朝鮮代表で、川崎などでもプレーした鄭大世氏(チョン・テセ=40)が25日、韓国でトーク番組「本音打ち明けショー トンチミ」に、妻のミョン・ソヒョンさんと出演、ソヒョンさんが夫をだました詐欺師を撃退したと語った。

 ソヒョンさんは「私と結婚していなければ、全財産が吹き飛んでいたはず」と言い「結婚前、試合を応援しに行ったら、夫から『僕のマネジャーだ』と言って、男性を紹介してきた。『クラブにマネジャーがいるのに、なぜ個人のマネジャーが必要なんだろう?』と思った」と、当時を振り返った。

 そして「結婚して3カ月後に、スポーツブランドの契約金が入って来るはずなのに、それがなかった。ブランド担当者に電話をしたら、すでに入金したと言うので、銀行に行ったら、夫がマネジャーと来て通帳を2冊作り、本人がサインした、と言われた」と衝撃の告白。さらに調べてみると、「契約金はこちらで受け取るようになっていたが、そのマネジャーが法人カードを作って使い切っていた」と説明した。その通帳には3億ウォン(約3200万円)が入金され、すでに残金が200万ウォン(約21万円)だった。

 この事実を知ったソヒョンさんは、わざと知らないふりをしてマネジャーに会い「お金はいつ入ってくるのか」と尋ね、その間に証拠を確保したという。その結果、個人事業資金として使われていたことが明らかに。早くお金を振り込むよう訴えると「私を疑うのか」と涙を見せたが、ソヒョンさんはだまされることなく、無事に3億ウォンを取り戻し、鄭大世氏の移籍により、ほどなくして家族で日本に向かったと伝えた。

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