森保ジャパン 北朝鮮戦へ「戦う覚悟を」譲れないホームで勝ち点“3”国立でベスト尽くす

 「W杯アジア2次予選、日本代表-北朝鮮代表」(21日、国立競技場)

 サッカー日本代表が20日、東京・国立競技場でW杯アジア2次予選の北朝鮮戦(21日・国立)へ向けた最終調整を行った。前日会見に臨んだ森保一監督(55)は情報の少ない北朝鮮を警戒。それでもアジア杯の8強での敗退から出直しを図る一戦、そして激しい展開が予想される一戦の勝利のために“戦う覚悟”を持つことを求めた。

 難敵を相手にホーム&アウェーでの2連戦。まずはホームでの初戦に向け森保監督は「最善の準備をして、われわれの持っているベストの力を試合にぶつける。ホームで戦うので、勝ち点3を目指して全力を尽くす」と決戦前の決意を語った。

 情報が少ない北朝鮮に対して「(これまでの)アジア2次予選2試合という情報の中の戦いになる」とした上で「個々の能力も高く、チームとしてやるべきことを徹底できる。そして闘志を全面に出してくるチーム」と印象を語った。

 指揮官が示したのは戦いへの覚悟-。「局面での戦いに勝っていくところ。メンタル的にも球際の戦いに覚悟して挑んで、試合を有利に進められるようにしないといけない」。そして「一戦必勝の覚悟を持って戦うことが大切」と話した。

 状態は決してベストではない。欧州組が大半の中、移動や時差による疲労、準備期間の短さなどがある。それでも「チームとして規律を持って、お互いをカバーし合える。今持っている力を100%出せるように」と森保監督。一人一人のコンディションも慎重に見ながら、現状のベストを引き出すことに注力する。

 26日のアウェー戦では予想外の事態が起こり得るだけに、初戦の重要さは増す。MF堂安は「アウェーは雰囲気を含めて予想できない。まず初戦、相手の希望をへし折るような結果と内容で戦えれば」と気合十分だ。

 アジア杯での8強敗退から1カ月あまり。「その悔しさを胸に持って、コンディションも上がっているので楽しみにしてもらえたら」と堂安。ほとばしる熱量で北朝鮮を圧倒し、W杯へ向けての道を照らし出す。

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