ベリンガム試合最後のプレーでゴールも不可解な笛で認められず おまけに抗議でレッドカード処分
サッカースペイン1部リーグ、レアル・マドリードのイングランド代表MFジュード・ベリンガムが不可解な判定によりヒーローになり損ね、そのうえレッドカードの制裁を受けた。
2日のバレンシア戦で2-2で迎えたロスタイム99分、レアル・マドリードはコーナーキックに続くプレーでFWブラヒムが右サイドからクロス、ゴール前でベリンガムが頭で合わせてゴールが決まったが、ヒル・マンサーノ主審はクロスが上がった時点で笛を吹き試合終了を宣言、得点を認めなかった。ベリンガムは主審に詰め寄りプレーの連続性を主張したが「攻撃的な態度で怒鳴っていた」として処分を受けた。
試合終了の笛はプレーが中断した時、またはどちらのチームもボールを保持していない状態で吹かれるのが一般的。今回のようにゴール前でのタイムアップは理解に苦しむほど不自然なものだった。試合後レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は「こんなことは一度も起こったことがない初めてのこと」と長い自身のキャリアの中でも無かったとし、ゴールが認められなかったことで勝ち点1を得たバレンシアのルベン・バラハ監督も「レアル・マドリードが抗議するのは理解できる」とした。