岡崎慎司今季限り引退 日本歴代3位50得点FW 代名詞「ダイビングヘッド」「気付いたら体がボロボロ」

 プレミアリーグの優勝トロフィーを掲げるレスター・岡崎=16年5月(共同)
 ヘディングシュートを放つ日本代表・岡崎=18年6月
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 サッカー元日本代表でワールドカップ(W杯)3大会に出場し、日本代表では歴代3位となる通算50得点を記録したFW岡崎慎司(37)が今季限りで現役引退すると26日、所属クラブのシントトロイデン(ベルギー)が発表した。兵庫・滝川二高からJリーグ清水に入り、15年に加入したレスターではイングランド・プレミアリーグ優勝に貢献。日本代表で国際Aマッチに119試合出場した。

 「ダイビングヘッド」が代名詞のストライカーが、ついにピッチから去るときがきた。歴代3位の日本代表通算50得点を挙げた希代の点取り屋ながら、人懐っこい笑みを浮かべ「岡ちゃん」の呼び名で親しまれた。W杯は10年南アフリカ大会と14年ブラジル大会でゴールを決め、日本代表を長く支えた。今季はけがの影響もあり、出場機会を大幅に減らしていた。クラブを通じ「今まで全力を尽くしてきたけど、気付いたら体がボロボロで、そして自然と自分に限界を感じました」とコメントした。

 兵庫・滝川二高から2005年にJリーグの清水入り。11年からは欧州に活躍の場を移した。ドイツのシュツットガルトなどを経て、イングランドのレスターではプレミアリーグ優勝の快挙を達成。スペインでもプレーし、22年にシントトロイデンに加入した。日本代表にデビューしたのは08年。75得点の釜本邦茂、55得点の三浦知良に次ぐゴールを積み重ねた。W杯は10年南アフリカから3大会連続で出場。日本代表通算119試合出場は史上5位の記録だ。

 体格に恵まれているわけではなく、飛び抜けた技術や他を圧倒するほどのスピードがあるわけでもない。だが、攻守で労を惜しまぬ姿勢とゴール前での卓越した得点感覚を武器に、世界の舞台で戦い続けてきた真のプロフェッショナルだった。

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