「FC今治高里山校」一般入試開始 岡田武史さんが学園長 入試試験官に古田敦也さんら

 愛媛県今治市に4月開設する私立高校「FC今治高里山校」で20日、一般入試が始まった。同高はサッカー元日本代表監督の岡田武史さん(67)が学園長を務める。主体的に考えて仲間と助け合える人材を育てるため、地元企業と連携し働く現場に身を置くなど、学外で実践的に社会とつながる学びを重視。学科試験は実施せず、グループワークや面談を行った。

 試験は1泊2日。同校で学びたい理由などを題材にしたエッセーによる1次選考を通過した、県内外の15人が参加した。今治市島しょ部の限界集落を維持する方法や、授業での生成AIの効果的利用などをテーマに討論。グループ分けや話し合いのルールなども、受験生らが自ら決めた。

 試験官は岡田学園長の他、同校で講師を務める元プロ野球選手の古田敦也さん(58)らが担当。古田さんは「簡単に諦めたりへこたれたりせず、強い意志を持って激動の時代を生き残れるような人材を」と意気込んだ。

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