神戸サポから三木谷コール、会長「続けてきて良かった」「きょうで歴史は変わった」

 J1で初優勝を決め、シャーレを掲げて喜ぶ神戸・吉田監督(手前左)と三木谷浩史会長(同右)
 表彰式で笑顔を見せる三木谷浩史会長(中央)=撮影・山口登
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 「明治安田生命J1、神戸2-1名古屋」(25日、ノエビアスタジアム神戸)

 楽天グループ会長兼社長でヴィッセル神戸会長の三木谷浩史氏も20年、費やした時間、投資が報われた。ホーム最終戦、セレモニーのあいさつでは「みなさんやりました。選手、スタッフ、サポーター、スポンサーのみなさん、みなさんの力のおかげでチャンピオンになることができました」と声を張り上げた。

 神戸市出身で2003年に神戸市からクラブを譲渡され運営。当初はアカデミーや施設の充実に力を注ぎ、15年から楽天グループ傘下に収めた。一流経営者の手腕で世界的ビッグネームのイニエスタ、ポドルスキ、ビジャらを獲得し、クラブの地位を押し上げた。

 「今まで話したことがない裏話をしたい。2003年、ヴィッセル神戸が危機的な状況でお話をいただいて、お断りしようと思ったけど、断るとクラブは消滅すると言われた。大きな損を出すことは分かっていたけど引き受けることにしました。2度のJ2降格。去年は厳しかったけど、続けてよかったなと思う。きょうで歴史が変わった。世の中、甘くないし順調なことばかりじゃない。選手、スタッフ一丸となって、ヴィッセル神戸、兵庫県を盛り上げていきたい」と喜びをかみしめた。あいさつの後はサポーターから「三木谷コール」を浴びた。

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