日本代表発表 格下にもガチ招集 森保監督「2次予選はそんなに甘くない」 不測の事態備えプラス3人の26人

 日本サッカー協会(JFA)は8日、都内で会見を開き、26年北中米W杯アジア2次予選のミャンマー戦(16日パナソニックスタジアム吹田)、シリア戦(21日サウジアラビア・ジッダ)に臨む日本代表メンバーを発表した。23人枠の中で森保一監督(55)は不測の事態を想定して26人を招集。また、2次予選からベストメンバーでの布陣で挑み、全力で勝利をつかみ取る姿勢を強調した。

 わずかな油断も、一分の隙も、アジアの戦いでは命取り。「いよいよ厳しい戦いが始まると身が引き締まる思い」と話す森保監督はメンバー選考に、そのメッセージを込めた。

 コンディション不良や故障で10月の代表戦を外れた三笘、堂安、鎌田らが復帰。現状のベストメンバーをそろえた布陣となった。格下相手との2試合ではあるが、森保監督は「2次予選はそんなに甘くない」と話す。

 前回カタール大会の2次予選は全勝で突破。ミャンマーにも2戦2勝だった。それでも「ホームでは大勝したが、アウェーでは2点しか入っていない。実は僅差の試合をしている。前回は全勝できたが、そんなに簡単じゃない。油断なく、隙なく戦っていく必要がある」と語気を強めた。

 この日、アジアサッカー連盟(AFC)はシリア戦の開始時間を当初の現地午後8時から、午後5時45分への変更を発表。中東の地で試合開始が夜から日中へ変更となれば、環境への対応も変わる。

 「決定事項の中で、ベストを尽くすことを考えないといけない。アジアの戦いで不測の事態はたくさんある。ネガティブに考えるよりも、現実の中で勝っていくことを考える」。

 23人枠の中で26人の選手を選出したのも「けが人やアクシデントが起きたときに、26人の選手で乗り切っていこうと、プラス3人を招集した」と不測の事態を想定した備えだ。「この2戦で勝ち点6を、勝利という結果をつかみ取りたい」。万難を排して、アジアを制す戦いに臨む。

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