南野 代表生き残りへ新しい姿見せる 左ウイングで出場可能性「どこでもいいので試合に」

 サッカー日本代表は15日、「キリンチャレンジカップ2023」のチュニジア戦(17日)へ向け、ノエビアスタジアム神戸で全体練習を行った。体調不良によるFW三笘薫(26)=ブライトン=の代表不参加や、MF中村敬斗(23)=スタッド・ランス=の左足首負傷などのアクシデントにより左ウイングでの出場の可能性もあるMF南野拓実(28)=モナコ=は、日本代表の新たなオプションとなる姿を見せることを誓った。

 チームの非常事態も自身の価値を示すために、そして代表のレベルを引き上げるためには大きなチャンス。南野は「どこでもいいので試合に出ることが一番。どんなポジションでも」と試合出場への強い思いを語った。

 フランス1部モナコで今季は好調な姿を見せ、勝ち取ったカタールW杯以来となる代表入り。基本フォーメーションはありながら「(ポジションを)可変でできるようにやっているのが(W杯との)大きな違い」と話す。

 だからこそ、ドリブラーである三笘とタイプが違う自らも生かされる場所だと感じる。南野も「(中村)敬斗とか縦に突破するタイプじゃなくても、うまく攻撃に絡めているというのが得点にも表れている」と説明した。

 11月からはW杯アジア2次予選、来年にはアジアカップも控える。チームの危機に効果的な働きができるかは代表生き残りへの鍵だ。「自分も証明しないといけない。チームとして機能するところは意識したい」。次のステージへ進むべく、強い存在感を示す構えだ。

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