古橋亨梧 CL初得点で先制もセルティック連敗 ロジャーズ監督「素晴らしいゴール」

 「欧州CL・1次リーグ、セルティック1-2ラツィオ」(4日、グラスゴー)

 第2戦が行われ、E組で日本代表の古橋亨梧(28)らのセルティック(スコットランド)は鎌田大地のラツィオ(イタリア)に1-2で屈し、2連敗となった。前半12分に古橋のCL初得点で先制したが、逆転された。前田大然はフル出場、旗手怜央は後半27分までプレー。鎌田はフル出場した。ラツィオは1勝1分け。

 古橋が待望のCL初ゴールを挙げた。完璧なタイミングでDFラインの背後へ抜け出し、冷静にシュート。持ち味の詰まった会心の先制ゴールを挙げ、ホームの大歓声の中で仲間と抱き合った。

 前半12分、前田を起点とした連係から味方のパスに中央で反応し、右足でGKの足元を抜く一撃。170センチの日本代表FWは磨き続けた技を示し、ロジャーズ監督は「素晴らしいゴールを決めた」と称賛した。

 昨季、チームは1次リーグで1勝もできず敗退した。CL初挑戦だった自身はエースの責務を果たせず「まだまだ実力不足。ゴールという形でみんなを助けられるようにしたい」と悔やんでいた。

 この日も逆転負けしたが、ゴールという結果を残した。J2でプロ人生をスタートさせた28歳の点取り屋が、最高峰の舞台で成長の跡を示した。

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