なでしこジャパン スペインに4発完勝で1位突破 3戦連続完封 2得点のMF宮沢「ゴール前はちょっと緊張した」

 前半、ゴールを決め、ベンチの選手らと抱き合って喜ぶ植木(9、中央)
 前半、チーム3点目のゴールを決めた宮沢(左から2人目)を祝福する日本イレブン
 前半、自身2点目のゴールを決めた宮沢(左端)を迎える池田監督(右手前)
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 「女子W杯・1次リーグC組、日本代表4-0スペイン代表」(31日、ウェリントン)

 女子日本代表「なでしこジャパン」がスペインから4ゴールを奪って完勝。3試合連続完封勝ちで、C組1位で1次リーグ突破を決めた。8月5日の決勝トーナメント1回戦ではA組2位のノルウェーと対戦する。

 なでしこは第2戦のコスタリカ戦から先発を5人替えて臨んだ。前半12分、DF熊谷紗希(ローマ)が自陣から左サイドへ大きく展開。MF遠藤純(エンゼルシテイー)からのスルーパスに反応したMF宮沢ひなた(マイナビ仙台)がキーパーと1対1になると、冷静にゴール左隅に流し込み、今大会自身3ゴールを挙げた。

 前半29分には自陣からのカウンターからチャンスをつかむと、抜けだした宮沢が左横を駆け上がるFW植木理子(日テレ東京V)へラストパス。植木の放ったシュートは相手DFの足に当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らした。

 さらに前半40分。中央付近でスペインからボールを奪うと、FW植木がスルーパス。反応したMF宮沢が相手DFに囲まれながらも、右足を振り抜き、この日2得点目をゴール左上にたたき込んだ。

 後半37分にも途中出場のFW田中美南(INAC神戸)がスローインを受けて右サイドを駆け上がると、そのまま中へ切れ込んでシュート。4点目のゴールを決めた。

 池田太監督は「カウンターでうまくスペースを使えた。素晴らしい集中力。選手達も粘って勝てたのは自信になったと思う」と振り返った。

 2得点をマークした宮沢は「本当に耐える時間が多かったけど、勝って笑えて、終われてよかった。(最初の得点は)ゴール前はちょっと緊張したけど、うまく流し込めた。みんなのお陰で取れた得点。これからも取りきれるように頑張りたいと思います。いい準備をして次も絶対勝ちたい」と次を見据えていた。

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