J1神戸 守備の要・山川が長期離脱の見通し 首位キープもDFラインに故障者続出

 J1首位に立つ神戸は30日、開幕から全試合出場していた守備の要、DF山川哲史が長期離脱する見通しとなった。前節27日のFC東京戦(ノエスタ)で右足を痛め途中退場。この日、神戸市西区のいぶきの森球技場での川崎戦(6月3日・ノエスタ)に向けた練習に不在で吉田孝行監督は「リリースが出ると思う。そういうケガ」と、重傷であることを示唆した。

 リーグ最少11失点で首位はキープするものの、DFラインの現状は厳しい。酒井高徳、菊池流帆、飯野七聖と主力のDF陣がケガで離脱中。この日は山川に加え、本多勇喜も練習を回避した。

 本多は重傷ではなく、早期復帰が見込めるものの、「痛いですね。DF陣がいない。みんなで頑張るしかない」と監督は語った。

 前戦は3-0リードから最後は1点差に迫られヒヤヒヤの逃げ切りだった。次戦の川崎は3連敗中で6戦勝ちなし。近年のJリーグをリードしてきた強敵を相手に今後の優勝戦線を占う一戦になる。

 DF陣を統率するDFマテウス・トゥーレルは「(川崎は)常にタイトルを制してきたチーム。個人のところで相手の特徴を出させない。前線、中盤にうまい選手が多い。彼らにスペースを与えない。スピードに乗らせないのが大事。個人でもチームでも対応しないと」と警戒した。

 故障者が続出し、チームの危機にも冷静。「われわれは誰が出ようが目標は変わらないという意思の中、日々ずっとトレーニングを積んでいる。ケガ人が我々の中から出るのはつらい。簡単ではないけれど誰が出てもチームの責任。チームの目標を変えることなくできる」と自信を持ち、川崎を封じる。

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