神戸・吉田監督、前日退団会見のイニエスタは「7月1日まで残りの期間も戦力」花道2試合以外も起用の可能性

 J1で首位に立つ神戸は26日、神戸市西区のいぶきの森球技場でFC東京戦(27日・ノエスタ)に向け調整した。前日は元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(39)が退団を表明。会見場には選手、スタッフが勢ぞろいし、偉大な主将を見守った。

 練習後、オンライン取材に応じた吉田孝行監督は「ヴィッセルで5年間、本当にスーパースターが来てくれるのはチームにとって非常にうれしいことだし与えた影響は、ヴィッセルだけじゃなくJリーグにも大きな影響を与えた」とたたえた。

 イニエスタは6月6日、古巣バルセロナとの親善試合を行い、7月1日、ホーム・ノエビアスタジアム神戸での札幌戦が神戸ラストマッチになる。監督は「7月1日までゲームはある。残りの期間もチームの戦力になってもらいたい」と話し、花道の2試合以外でも起用の可能性はある。

 今季いっぱい契約を残しながら途中退団の理由は出場機会を求めてのもの。監督は「もちろん試合に長く出たいという希望もあるでしょうし、いい契約があったら当然それを選ぶのも選手の自由だと思うし、もちろん残ってもらってヴィッセルのために頑張ってもらいたい思いはあるけど、その契約に関しては僕は何かを言う立場ではない」と話した。

 世界的名手が5年間でもたらしたものはプレーだけではない。「サッカーの部分もそうですけど、普段からプロフェッショナルな姿勢、選手たちは一番近くで接しているので、選手一人一人に与えた影響は大きい」と、うなずいた。

 昨季、途中就任した監督は厳しい残留争いをともに乗り越えた。「去年も非常に苦しい状況だったんですけど、自分が就任した時も勝っても順位が上がらないし、そういう時にキャプテンとしてチームをまとめて引っ張っていってくれたのは非常に印象に残っている」と感謝しきり。

 長丁場の優勝争いをイニエスタ不在で戦い抜くことになる。「いるといろんな選択肢っていうのがチームとしても出せますし、当然チームにとっては必要な選手だと思うんですけど、決まった以上はもう自分たちでやっていく」と語った。

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