J1川崎 横断幕騒動で吉田社長がサポーターへ呼びかけ「今日は本当に大事な一戦」

 試合前にサポーターメッセージ後に贈られた拍手に対して深々と頭を下げるJ1川崎の吉田社長
 試合前にサポーターへ向けてメッセージを送ったJ1川崎の吉田社長
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 「明治安田生命J1、川崎-浦和」(23日、等々力陸上競技場)

 川崎の吉田明宏社長は、5日のルヴァン杯・浦和戦(等々力)後にサポーターにより掲げられたフロントへ抗議する横断幕に対し、この日の試合前にサポーター席の前で直接メッセージを送った。

 5日の試合後にサポーターが「地域密着は後回し 功労者は次々と辞めていく 吉田、富士通体制の事業方針はこのままでいいのか?」という横断幕を掲出。8日には吉田社長が公式HP上で声明を出す事態となった。

 この約2週間で社内やサポーターらとも話し合いを持ったという吉田社長は「われわれは地域密着、地域貢献をやっていく。これが一番のベースになるところ。社員全員で街へ出て行こうという決意を固めた。(サポーター席でのメッセージでは)ファン、サポーターのみなさんと一緒に街に出て行くことでフロンターレの一体感を見せていくことが大事だと、そのお願いをした」と説明した。

 その上で「やっぱりあのメッセージを受けて、われわれがどう変わっていくのかが大事。これをいい機会に、会社全体が変わっていければ良いと思っている」と話した。

 サポーター席へのメッセージの最後には「今日は本当に大事な一戦。選手、監督、スタッフ、ここにいるみなさん、誰もまだまだ優勝を諦める気持ちにはなっていないと思う。みなさんの後押しが選手たちのゴールへ向かう背中を押してくれれば。今日は絶対勝ちましょう!」と呼びかけ、サポーターから大きな拍手を受けていた。

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