マンC 強豪対決制した!CL4強入り グアルディオラ監督、劣勢での守りを評価

 「欧州CL・準々決勝第2戦、バイエルン・ミュンヘン1-1マンチェスター・シティー」(19日、ミュンヘン)

 2試合が行われ、マンチェスター・シティー(イングランド)とインテル・ミラノ(イタリア)が勝ち上がり、4強が出そろった。5月に行われる準決勝はレアル・マドリード(スペイン)-マンチェスターC、ACミラン(イタリア)-インテル・ミラノの顔合わせ。初優勝を目指すマンチェスターCは敵地でバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)と1-1で引き分け、2戦合計4-1とした。2010年以来の頂点を狙うインテル・ミラノはホームでベンフィカ(ポルトガル)と3-3で引き分け、2戦合計5-3で振り切った。

 マンチェスターCは苦しい前半を耐え、ハーランドの一撃で勝負を決めた。グアルディオラ監督が評価したのは、劣勢で見せた一丸の守り。「ペナルティーエリア内の守備が非常に良かった。昨季と比べ、最も進歩した部分だ」。バイエルンとの強豪対決を制し、悲願の頂点へ前進した。

 前半から戦況は緊迫した。何度も突破され、クロスを必死にクリアする展開が続く。同37分、敵地の大ブーイングの中でハーランドがPKを失敗。これで勢いづいた相手の猛攻に対し、守備陣が体を張ってしのいだ。

 味方の奮闘に応え、エースが後半12分に名誉挽回の先制点をたたき込む。デブルイネからのパスを受けると、ハーランドが飛び込んできたDFを冷静にかわして左足で突き刺した。この時点で2戦合計4-0とし、相手の戦意をくじいた。

 準決勝は昨季に続いてレアル・マドリードとの対戦。前年は第2戦の最終盤までリードしながら惜しくも逆転された。グアルディオラ監督は「この大会に勝ちたいなら、レアルを倒す必要がある」と雪辱を期した。

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