後半途中出場の久保建英 闘争心見せるも無得点「ガムシャラなのはいいですが、雑になってしまった」

 「国際親善試合、日本代表1-2コロンビア代表」(28日、ヨドコウ桜スタジアム)

 日本代表の久保建英(レアル・ソシエダード)が後半14分から西村拓真と途中交代で投入された。「だいぶ流れが悪い中で流れをこっちに持ってこられたらと思ったが、失点してしまった」と悔やんだ。

 帰国後の新型コロナウイルス感染症の自主検査で陰性が確認できず練習に参加できない日々が続いた。1-1で引き分けた24日のウルグアイ戦を欠場。今回の活動で全体練習への合流は3日間だったがコロンビア戦には間に合った。

 昨年のW杯カタール大会のメンバーで本大会では2試合に先発。当時は2試合ともハーフタイムでの交代に終わった。それでも、その後のリーグ戦で結果を残し、今季はここまでキャリアハイの5得点5アシスト。森保監督は27日の前日会見で「先発は難しいと思っています。途中から出るかどうかもフィジカルコーチともう一度話してから決める」と慎重な姿勢だったが同点の段階で起用に踏み切った。

 所属チームでは2トップの一角に入り、定位置を確保してプレーの幅を広げた。日本代表では2列目より前ならどのポジションでもこなしてきた。今回は久保自身が“本職”とするトップ下に入った。

 後半33分に浅野拓磨(ボーフム)が投入されるとシステムを4-4-2と2トップのような形に変更。久保も右サイドの堂安律(フライブルク)とポジションを入れ替わりながら、「縦への推進力を意識したい」と話していたようにウルグアイ戦では少なかった中央からも果敢にペナルティーエリア内に入り込んだ。

 後半46分には中央からドリブルで持ち上がると背後からタックルを受け、倒されファウルとなった。その際には相手のバロイエスに詰め寄るなど闘争心あふれる姿を見せたが、最後まで同点のゴールは奪えなかった。「攻撃陣がなんとか同点に持っていかなければということで、アドリブが多めになってしまった。チームとしてやりたいことができずにガムシャラなのはいいですが、ちょっと雑になってしまった。気持ちが前面に押し出したがゆえに最後に惜しいで終わってしまった」と振り返った。

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