J1神戸に新加入 21歳のFW川崎 一発芸でつかみはOK「ちょっとウケてました」
J1神戸の沖縄キャンプが練習休日となった19日、ポルトガル1部リーグ・ポルティモネンセから期限付きで新加入したFW川崎修平(21)がオンライン取材に応じた。キャンプも10日が過ぎ、「チームになじめた。戦術面、私生活で声をかけてサポートしてくれる」と、ビッグネームの先輩方に優しく教わり、順調な様子。
前日は「一発芸をやらされて、そういう面でも慣れてきた」とニヤリ。芸の詳細は明かさなかったが、大阪府岸和田市出身の関西人だけに「ちょっとウケてました」と、上々の手応えだった。
元日本代表のDF酒井高徳(31)には「今の守備いいぞ」などとゲキを飛ばされるなど、コミュニケーションもしっかり取れている。世界的名手のMFアンドレス・イニエスタ(38)には感激。「すごいクオリティを見せられ続けている」と、最高のお手本だ。
身長168センチのドリブラーでパリ五輪世代のホープ。G大阪の下部組織から2020年にトップチームに昇格し21年夏にポルティモネンセに完全移籍した。
ただ初の海外クラブではケガに泣き続けた。移籍2カ月で鎖骨を骨折し、さらに膝も負傷して現地で手術。「1シーズン全然プレーできず、苦しい時期」と、異国で先の見えないリハビリを続けた。
それでも、筋トレに明け暮れ、食事面も一から見直した。「サッカーができない分、いろんなことに成長できた」と今夏にようやく復帰できた。「もがきながらやっていたところに神戸からオファーを出してくれた。またやってやろうという気持ちになった」と心機一転、帰国して再出発を決めた。
左のアタッカーとしてMF汰木康也(27)やC大阪から加入したFWジェアンパトリッキらとポジションを争う。「もう1回、日本で結果を出したい。最低5ゴール5アシストしたい。(レンタル期限は)1年になっているけど今年、神戸にタイトルをもたらしたい。プラス、どんだけ結果を出せるかにこだわってやりたい」と、意気込んだ。