松田監督就任のG大阪 先制するも逆転負け 今季ワースト5失点 17位抜け出せず

 前半、勝ち越しゴールを決めるG大阪・斉藤(左)。GK大迫
 前半、先制ゴールを決め、喜ぶG大阪・レアンドロペレイラ(中央)。GK大迫
 前半、勝ち越しゴールを決め、駆け出すG大阪・斉藤(中央)
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 「明治安田生命J1、広島5-2G大阪」(20日、エディオンスタジアム広島)

 松田浩新監督(61)が就任したG大阪が新体制での初戦に臨んだが、今季ワーストの大量5失点で逆転負けした。自動降格圏の17位から抜け出すことはできなかった。

 先制しながらも5失点で大敗した。松田監督は「前半は耐えながらも自分たちが狙いとするところが出た試合。後半、追加点を取れなかったところがポイントだった」と振り返った。2-1とリードして後半に入りながら、3点目を奪うことができず、終盤は広島の猛攻を浴びた。「全体を見ると最終的には力負けしたなという印象です」と完敗を認めた。

 低迷するG大阪は片野坂知宏監督(51)との契約を16日付けで解除し、松田コーチの監督昇格を17日に発表。新体制で残り10戦を戦い、J1残留を目指す。

 松田監督は初陣から早速独自色を見せた。FWレアンドロペレイラを5月21日のC大阪戦(ヨドコウ)以来11戦ぶりに先発起用。FWパトリックとの2トップで送り出し、布陣も片野坂監督時代の3バックから4-4-2に変更した。

 前半2分、GK東口のパントキックからパトリックが競り勝つと猛然と相手ゴールに向かう。最後はこぼれ球をレアンドロペレイラがねじ込み、変化を感じさせた。同点に追いつかれた後の37分も鋭いカウンターからMF斉藤が勝ち越しゴール。勝利への気迫も見せたが、現実は厳しかった。

 広島FWベン・カリファのハットトリックで後半31分に逆転されると、37分にFW満田、43分にMF松本にも決められ、最終的には大敗。守備構築に定評のある松田監督だけに、一刻も早い立て直しが求められる。

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