J1柏5連勝ならず3位後退 一時逆転も競り負ける
「明治安田生命J1、柏2-3広島」(14日、三協フロンテア柏スタジアム)
柏が打ち合いとなった上位対決に敗れて3位に後退し、5連勝を逃した。
開始4分でセットプレーから先制点を許したが焦りはなかった。徐々に試合のペースを取り戻し、同12分には日本代表FW細谷真大が力強いドリブル突破でペナルティエリアに侵入すると、左足でシュート。惜しくもポストに当たりゴールネットを揺らせなかった。
ネルシーニョ監督は同32分に中盤で停滞気味だったMF土屋巧に代えてMF戸嶋祥郎を投入。前半から積極的な采配を見せた。
同点弾は同41分。MF椎橋慧也、FW小屋松知哉からつながったボールをペナルティエリア内でFW武藤雄樹が受けると右足で冷静に流し込んだ。前節の京都戦での逆転決勝弾に続く2戦連発となった。
1-1の後半2分に右サイドからDF川口尚紀がクロスを入れると相手DF荒木隼人のオウンゴールを誘発し一時逆転した。ただ後半16分に同点にされ、その6分後には逆転を許した。指揮官は後半29分で交代カードを全て使い切るなど、とにかくゴールを目指したが3点目を奪うことはできなかった。
首位の横浜Mとは1試合消化が多い状況で勝ち点6差。逆転優勝を狙う柏にとって痛い1敗となった。