J1清水 乾貴士が長友佑都とマッチアップ「2人とも、おっさんになった」

 前半、競り合うFC東京・長友(右)と清水・乾
 前半、選手に指示を出す清水・リカルド監督(左から2人目)
 清水に敗れ、引き揚げる長友(5)らFC東京イレブン
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 「明治安田生命J1、FC東京0-2清水」(7日、味の素スタジアム)

 清水が3試合ぶりの勝利で15位に浮上し、J2降格圏内から脱出した。

 移籍後初先発で左MFに入った元日本代表MF乾貴士(34)は「勝ったことは何より一番」と勝利の味をかみしめた。後半12分には中央に侵入し、MFヤゴピカチュウのクロスに右足を振ったが、シュートは大きく枠を越えた。

 乾はFC東京の右サイドバックを務めた日本代表DF長友佑都(35)とマッチアップ。2人は日本代表としてW杯ロシア大会など数々の国際試合で共闘した。乾は「2人とも、おっさんになったな」と苦笑い。「右をやると思っていなかった。手ごわいというか敵にしたくない。味方でやりたかった。でも楽しかった」と屈託のない笑顔で振り返った。

 4月の規律違反に端を発し、6月9日にC大阪を契約解除となった。同15日から無所属のままJ2岡山の練習に参加。7月22日に清水加入が発表され、同31日の鳥栖戦で途中出場し、117日ぶりのピッチに立っていた。

 乾が出場した試合は1勝1分けと不敗が続き、チームは上向きつつある。乾は「一番の目標は残留。そのために来たので力になれれば」と前だけを見据えた。

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