「明治安田生命Ｊ１、Ｃ大阪３－０神戸」（６日、ヨドコウ桜スタジアム）

　神戸はＣ大阪に０－３で完敗し、暫定最下位に転落した。

　残留争いのチームと優勝を狙おうとするチームの差が明確に出た。１７位神戸はＭＦイニエスタ、ＦＷ大迫ら豪華メンバーを先発に送り込んだが、３失点完敗。暫定最下位に逆戻りした。

　負傷で出場時間に制限がある大迫を６戦ぶりにスタメン復帰させ、新加入のＤＦトゥーレルもいきなり先発起用した。しかし２２分にＤＦ酒井のバックパスの処理にもたついたＧＫ飯倉のパスミスからあっけなく失点。２失点目もボールを持つＣ大阪のＭＦ鈴木に誰も詰めず、シュートを打たれた。

　Ｊデビューを飾ったトゥーレルは後半１８分に途中交代。「状態が周りの選手に比べて劣っている。足を引っ張る前に交代を申し出た」と明かす。前半に勝負を懸けた作戦も不発となり、完敗した。

　これでルヴァン杯も含み公式戦３連敗。「我々は下を向いても仕方がない。気持ちを切り替えてやるべきことをやっていく」と吉田監督。残り１０戦、残留だけを目指す。