「明治安田生命J1、神戸0-1柏」(30日、ノエビアスタジアム神戸)
神戸は柏に惜敗し、17位に転落。3連勝の柏は3位に浮上した。
吉田神戸がついに止まった。吉田孝行監督就任後、公式戦4勝1分けだったが、6戦目で初黒星。最下位に沈んでいたチームを15位に押し上げていたが、この敗戦で再び降格圏の17位に転落した。
試合前から不安要素は渦巻いていた。吉田監督が「チームの心臓」と評し、好調を支えていた日本代表MF橋本がスペイン2部ウエスカに移籍。さらにFW武藤、ボージャン、DF菊池と負傷者が続いた。また、家庭の事情でスペインに一時帰国したイニエスタの再来日が遅れ、間に合わなかった。
前半、ミスも目立ち、17分にカウンターで失点した。指揮官はハーフタイムでFW大迫、小田、MF小林祐と一気に3人投入。これで流れが一転し、後半は神戸の猛攻が続いた。しかし守備で粘る柏を崩し切れなかった。
大迫を先発起用しないことを問われた吉田監督は「時間制限がある。それなら後半の方がいい」と答えた。負傷を抱えるエースの状態を説明した。
吉田体制で初の敗戦。副将のMF山口は「勝たなくちゃいけない内容だった。失点のところも次から起こしてはいけないミス。流帆(菊池)やヨッチ(武藤)がいないことはもちろん痛いけど、それでもいるメンバーで勝っていかないといけない」と受け止める。27日に合流した小林祐が移籍後初出場して効果的な組み立てを見せるなど、敗戦の中にも好材料もあった。「後半に関して悲観する内容でもなかった。そこは前向きに捉えたい」と山口。J1残留をつかみ取るため、落ち込んでいる時間はない。