森保JAPAN 6発大勝発進 西村・町野・相馬が2ゴール競演 W杯へ猛アピール

 前半。この日2点目のゴールを決める西村(右)=撮影・金田祐二
 前半、ゴールを決める町野
 前半、先制ゴールを決め喜ぶ相馬勇紀(右から2人目)
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 「東アジアE-1選手権、日本6-0香港」(19日、カシマスタジアム)

 開幕し、日本は白星スタートを切った。4大会ぶりの優勝を目指し香港に6-0で大勝。代表初選出の西村拓真(25)=横浜M、町野修斗(22)=湘南、相馬勇紀(25)=名古屋=が2ゴールずつを奪った。中国、韓国、香港を加えた4チームが総当たりで争う。今大会は声を出して応援できるエリアが設けられ、新型コロナ感染拡大後の国内代表戦で初めて声援が響いた。

 A代表初招集で初出場組2人が確実に結果を残した。Jリーグでともに8ゴールと量産している西村と町野がそれぞれ2発の活躍で大勝に導いた。森保監督は「本当によくチャレンジしてくれた」と存在感を放った選手たちをたたえた。

 まずは1-0の前半20分。山根の右クロスに町野がヘディングで合わせて先制。その2分後には西村がペナルティーエリア中央から右足を振り抜き追加点を奪った。40分には左足の強烈なミドルシュートを突き刺しハーフタイムまでに自身2点目。町野は後半12分に2ゴール目を奪った。

 日本代表デビュー戦での得点は21年3月25日の韓国戦で山根が決めて以来。町野が歴代35人目で「思い出になった」と振り返れば、36人目の西村は「結果が出てよかった」と安堵(あんど)した。

 特に西村はJリーグでの好調そのままだった。今季は夏場に4戦連発などチームの首位独走に貢献。代表でもトップ下に入り、後ろのダブルボランチも同じ横浜Mの藤田と岩田だったことで「助かった」と力を発揮できたことに感謝した。「優勝のため自分ができることをやる」とさらに代表でも量産を狙う。

 国内組にとってはW杯に向けた最終アピールの場。過去には同大会からW杯のメンバー入りをつかんだ選手もいた。優勝した13年大会では柿谷曜一朗(名古屋)が3得点を挙げるなど、数人が1年後の本大会メンバーを勝ち取った。

 今回は本大会まで約4カ月と期間は短くより狭き門。ただ、A代表初ゴールを含む2得点の相馬も「一喜一憂せずやる」とすでに次戦に目を向け、可能性の限りアピールを続ける。

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