Jリーグ・野々村チェアマン にじんでいた“痛み”伴う覚悟

 Jリーグの野々村芳和チェアマン(50)が、15日までにデイリースポーツのインタビューに応じた。気鋭のチェアマンが描くJリーグの未来像を語った。

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 とにかく多忙な日々を過ごしている。取材当日も長崎からの来客に対応した後、インタビュー取材に応じると、地元札幌のラジオ番組収録に向かった。見せてもらったスマートフォンのカレンダーアプリは予定で埋め尽くされており「Googleカレンダーがこんなにいっぱいになることがあるんだ」と、いたずらっぽく笑った。

 札幌から単身赴任で都内に住む。出張や会食もあって、自宅で過ごす時間は多くない。食事は「東京に出てきて覚えた」という出前注文サイト「出前館」で済ませ、日用品もネットで調達する質素な日々を送っている。

 私生活を投げうって、理想とするサッカー界の実現に進もうとしている。脳裏にはJリーグの未来像がはっきり描かれていると感じた。競争を促進し“痛み”を伴う覚悟もにじんでいた。一方で地方クラブの活性化に寄り添う姿勢も鮮明だった。5月に50歳を迎えたばかり。若きトップの手腕に注目したい。(デイリースポーツ・山本直弘)

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