神戸・吉田監督 大迫の状態について説明「万全かと言われると万全ではない」

 J1神戸の吉田孝行監督(45)が5日、就任2戦目となる清水戦(6日・ノエスタ)に向けてオンライン取材に応じ、FW大迫勇也(32)の現在の状態について言及した。

 ミゲルアンヘル・ロティーナ前監督の解任を受けて、6月29日の練習から指揮を執る吉田監督は就任初戦となった1日の鳥栖戦(駅スタ)に2-0の白星発進。「もちろん勝つと負けるとでは全然気持ちも違う。試合が終わった瞬間はほっとしましたけど、この連戦の中で、自分はその日の夜からはほっとする間もなく、準備を、自分のやるべきことをまずはやっているという感じですね」と2戦目に集中する。勝ち点3差の17位清水に勝利すれば、得失点差の関係から最下位を脱出する。

 鳥栖戦では負傷を抱える大迫をベンチに置き、後半28分から投入。空中戦での強さ、クロスの場面で相手を引きつける役割をこなし、後半34分と46分のFW武藤のゴールが生まれた。

 その後の大迫の状態について、吉田監督は「万全かと言われると万全ではないですし、少し痛みを抱えながらというところ」と説明する。その一方で「あれぐらいの時間でしたら100%に近い、ほぼ100%」と時間制限を設けることで本来のプレーは可能だという見通しを語った。

 「自分は100でやらないと使わないと言っている」と本来のプレーが出せない状況であれば出場させない方針だ。清水戦の起用については「今回がどうかはまだ言えませんね」と答えた。

 17位清水、16位磐田と絶対に勝ち点3が欲しい2連戦が待つ。夏場の連戦でベテラン選手の疲労も気になる。「そこは正直自分もすごく悩むところ。何とも言えませんね」とターンオーバーなど起用法については明かさなかった。「チーム力がすごく大事。出ている選手だけじゃなくて、出てない選手もすべてが大事。特に出ていない選手がどういうリアクションを取っていくのかということが一番チームにとって重要なのでという方向性はつけています」。今季初の連勝へチーム一丸を強調した。

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