森保J“仮想W杯”でサバイバル「試せるものは試したい」新パターン発掘へ柔軟起用示唆

 笑顔で調整する板倉(左)と鎌田(撮影・金田祐二)
 笑顔で練習を見守る森保監督
2枚

 サッカーのW杯カタール大会(11月開幕)に出場する日本代表は1日、国際親善試合パラグアイ戦(2日、札幌ドーム)に向けて試合会場で冒頭15分間を除き非公開で最終調整した。南野拓実(27)=リバプール=らが合流し、28人全員がそろった。森保一監督(53)は前日会見で、6日のブラジル戦(東京・国立競技場)を主力組で臨み、パラグアイ戦では複数の選手を入れ替える方針を明かした。また、中3日で戦う4連戦を“仮想W杯”とする考えも示した。

 W杯への生き残りを懸けた4連戦が幕を開ける。森保監督は6日のブラジル戦で「最終予選を戦ってきた軸となる選手を起用しようと思っている」と主力組の起用を明言し、パラグアイ戦ではこれまで出場機会が限られていた選手を送り出す考えを示した。

 先発メンバーと並んで注目される布陣については「最終予選の終盤にやってきた形を軸とする」と語り、4-3-3を基本布陣とすることが濃厚となった。別メニュー調整が続く冨安と守田は欠場の見込みで、中盤の前寄りに2人が並ぶインサイドハーフの一角には、昨年11月以来の復帰となった鎌田が起用される可能性も高い。

 他にも右サイドでは堂安や久保建、大迫不在の1トップで古橋、前田らが限られた椅子を争う。主将の吉田が「最後のアピールの場となる」と位置付けた4試合で“生存競争”に加え、序列を覆す衝撃も期待される。

 また、森保監督は中3日の4連戦を「W杯を戦う上でシミュレーションをやっていきたい」と“仮想W杯”とする方針も示した。W杯本大会の1次リーグも中3日で進むため、「スケジュールを体感できる」と疲労回復や次戦への準備、移動などの予行演習とする。

 発足当初の4-2-3-1や3バックも含め「できるだけ多くの選手を使いながら、状況によって試せるものは試していきたい」と柔軟な布陣変更や選手起用も示唆した。目標に掲げる「W杯ベスト8以上」を成し遂げるために、新たな可能性も模索していく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス