代表復帰の堂安律「もちろん悔しかった」も前向き「落選したことで今の自分がいる」
W杯カタール大会(11月開幕)に出場する日本代表は31日、国際親善試合パラグアイ戦(6月2日、札幌ドーム)に向けて札幌入りした。前回3月の代表活動で招集外だったMF堂安律(23)=PSVアイントホーフェン=がオンライン取材に応じた。「もちろん悔しかった」と振り返りながらも、「ああして落選したことによって、今の自分がいる」と前向きな姿勢を打ち出した。
堂安は3月の最終予選2試合に選外となり、W杯出場決定の瞬間に立ち会うことができなかった。しかし4月にオランダ杯優勝を経験するなどクラブでの活躍を重ね、復帰を果たした。当時を思い返し「感謝しているというか。今ではああして落選したことによって、今の自分がいると思うので。今は気にしていません」と言い切る。
落選後の3月に欧州視察に向かった森保監督とも面談。「監督が思っていることも伝えてくれましたし、いい時間になった」と振り返る。
当然ながら本大会メンバー入りへアピールが必要になる。「特にサバイバルとは意識はしていなかったけど、W杯前最後の大きなテストになる試合だとは思っているので。人のことを考えすぎると自分は調子良くないので、あまり人のことにとらわれすぎず、自分のプレーに集中したい」と目の前の試合を見つめた。