「ＪＦＬ、鈴鹿０－２Ｖ大分」（２８日、上野運動公園競技場）

　日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）の第９節が開催され、鈴鹿ポイントゲッターズの元日本代表ＦＷ三浦知良（５５）は公式戦２試合連続のメンバー外となった。三重県伊賀市でホームゲームを初開催した鈴鹿は０－２でヴェルスパ大分に完敗。２２３７人の観客が詰めかけた中でリーグ戦２連敗を喫した。

　カズは先発した１５日のホンダＦＣ戦（三交鈴鹿）で右太ももを負傷し、ハーフタイムで交代。２２日の天皇杯１回戦・チェント・クオーレ・ハリマ戦（三交鈴鹿）で鈴鹿移籍後初めてベンチ入りから外れた。

　公式戦２試合連続のベンチ外となり、メンバーを外れた選手とスタンドで観戦。９０分間ほぼ立ちっぱなしでチームメートを鼓舞したが、１３分にＰＫで大分ＦＷ前田に先制を許すと、終了間際の後半４５分にも大分ＭＦ利根に追加点を奪われて今季４敗目を喫した。

　鈴鹿の次戦は６月１日の天皇杯２回戦。ニッパツ三ツ沢球技場でＪ１横浜Ｍとの大一番が待つ。カズは右太ももの状態について「あまり良くないですね。それ以上のことは言えない。とにかく次に準備をしていくだけですね」と話した。

　中３日と時間がないだけに、兄の三浦泰年監督（５６）も「ちょっと難しい状況にあるんじゃないかなと思っています。もう一度コミュニケーション取っていかなければいけないところ」と見通しを語った。カズは「まだ（全体練習に）合流もできていないので。時間がなさ過ぎるというのは正直あります。とにかくあきらめずに準備していきます」と前を向いた。