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「ヒロト、GKできるか?」C大阪 GK金鎮鉉の負傷退場めぐる磐田戦の舞台裏

 取材に応じるC大阪・FW山田寛人
 取材に応じるC大阪・小菊監督
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 J1C大阪が10日、舞洲グラウンドで練習を公開した。前節・磐田戦(6日・ヨドコウ)で負傷交代したGK金鎮鉉(34)は脳振とうからの復帰プログラムによる別調整となり、名古屋戦(14日・豊田ス)を欠場する可能性が出てきた。

 小菊昭雄監督(46)は「ジンヒョンは脳振とうのカリキュラムに沿って室内で調整をしています。肩もまだ痛みがある。脱臼ではないが、まだ痛みが強い。その2つの理由」と別調整について説明。名古屋戦の出場については「ぎりぎりのところを探りながら、一日一日の回復を見ながら」とした。復帰プログラムを順調にこなすことができれば、試合前日に練習に合流できる見込み。

 金は磐田戦の終盤に空中でキャッチを試みた際に磐田FW大津に激突され、頭部や左肩をグラウンドで強打。プレーが続行できなくなり、ロスタイムの後半51分に負傷交代した。17年4月1日の横浜M戦(金鳥スタ)から続けてきた連続フルタイム出場も歴代3位の181試合でストップした。

 磐田戦では脳振とう疑いによる交代となったが、これが認められなかった場合、すでに交代枠を使い切っていたためフィールドプレーヤーの誰かがGKを務める必要があった。この試合、C大阪は後半29分にMF為田が一発退場となっており、以降は10人で戦っていた。もし金が退き、フィールドプレーヤーがGKを務めるとすれば、9人で戦うことになっていた。

 小菊監督がこの時のベンチでの舞台裏を明かす。「プランとしては寛人(山田)に『(GK)やれるか』と話はしました。本人は『やったこともないし、不安です』と話していた。でも誰かがやらないといけない。ヨニッチ、隆矢(西尾)という案も出たが、できるだけ後ろはいじらずに前で高さもあって、彼かなと。その準備をしている時に、脳振とうだと、ちゃんとしたジャッジをしてくれた」。FW山田寛人(22)をGK起用することで進めていた。

 金が左肩を押さえていたことから、脳振とうでの交代を認めたことにネット上などでさまざまな意見が飛び交った。「いろんなことを言われている方もいますけども、すごい頭痛で立ち上がることができないぐらいつらい状態でした。本当に大事に至らず良かった」と小菊監督。金は試合後、病院に直行した。試合は執念で逃げ切り2-1で今季ホーム勝利。「ゲームの流れの中でいろんなことが起こり得るなということを実感した。私自身もすごく勉強になったゲーム」と振り返った。

 GK指名を受けた山田も試合を振り返る。「ノブさん(武田亘弘GKコーチ)から『ジンヒョンが無理だったら寛人で行くから』と言われて『マジか』と思って、ジンさんの様子をうかがっていた。本当にダメだと分かった時、ノブさんがこっちを見ていて『GKやったことあるか?』て言われて『いや、ないですよ』って」と思い返す。

 山田は「そういう時はやらなきゃダメなんですけど」と前置きながら、その後のやり取りを明かした。「隆矢か僕のどちらかになっていたと思う。『もし隆矢が(GKを)できるのならば、僕はジンさんの役割じゃなくて、隆矢の役割を本気でやります。死ぬ気で守ります』と言った」とGKではなくセンターバックに入ることを志願したという。「隆矢が頼もしいので『やるよ』と言っていたので」と西尾がGKを務めた可能性もあったことを示した。

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