鈴鹿・カズ PK戦1人目のキッカーで決めた「しびれますね」勝利で天皇杯三重県代表に決定

 ベンチスタートとなった三浦知良(撮影・高部洋祐)
 ベンチスタートとなり、試合前に三浦泰年監督(右)と言葉を交わす三浦知良(撮影・高部洋祐)
 前半の給水タイムに、仲間を鼓舞する三浦知良(中央)=撮影・高部洋祐
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 「天皇杯・三重県代表決定戦・決勝、鈴鹿0(PK4-2)0三重」(8日、三重交通Gスポーツの杜鈴鹿)

 ベンチスタートだった鈴鹿のFW三浦知良が0-0の後半44分から途中出場し、今季公式戦7試合目となった。4月24日の準決勝・四日市大戦で自らが更新した天皇杯予選を兼ねる三重県選手権での最年長出場記録は55歳71日に塗り替えた。

 0-0で突入した延長戦でカズの存在感は十分だった。延長前半15分にはペナルティエリア右外から右足を振り抜く強烈なミドルシュート。惜しくもゴール左に外れた。その直後には右足のアウトサイドでFW栗田マークアジェイに絶妙なスルーパスを供給し決定機を演出し、攻め込む姿勢を見せた。

 延長後半には相手DFと競り合う際に後方から激しくタックルを受けた。カズは直後に倒れ込み頭を押さえ、一時は立ち上がれないほどだったが、起き上がりプレーを続行した。

 延長戦でも互いにゴールは生まれず0-0でPK戦に。鈴鹿の一番手のキッカーはカズ。長めの助走を取るとゴールのほぼまん中へ決めた。相手の2、3番目のキッカーが連続で失敗し、鈴鹿は蹴った全員が成功。PK戦4-2で勝利した。

 試合後の場内インタビューでカズは、「みんなの思いがPK合戦の結果につながった。うれしく思います。PKはいろんな場面で蹴ったけど、日本代表で蹴ったPKも、今日のPKも、PK合戦はしびれますね」と語った。

 これで天皇杯本大会出場を決めた。初戦は22日に兵庫県代表のCento Cuore HARIMA(関西リーグ1部)と対戦する。

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