C大阪 喪章つけ臨んだ試合でホーム初星 クラブOBが不慮の事故死 MF毎熊「思いはありました」

 磐田に勝利し喜ぶC大阪の選手たち
 前半、自身2点目のゴールを決め駆け出す毎熊
 前半、自身2点目のゴールを決め、清武(右)と抱き合う毎熊
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 「明治安田生命J1、C大阪2-1磐田」(6日、ヨドコウ桜スタジアム)

 9位のC大阪はMF毎熊晟矢(24)のJ1リーグ戦初ゴールを含む2得点で15位・磐田に勝利。今季のリーグ戦ホームゲーム6試合目で初勝利を飾った。

 待望のリーグ戦ホーム初勝利を2ゴールで導いた。J2長崎から今季C大阪に加入した毎熊が2得点の活躍。「ホームで勝てずに申し訳ない気持ちもあった。それが自分のゴールでできたのはうれしい」と勝利をかみしめた。

 前半32分にDF西尾の折り返しを頭で、同40分にMF清武の折り返しを右足で合わせた。長崎からは右サイドバックとして加入したが、高校選手権を制した東福岡や桃山学院大ではストライカーだった。「元々FWなので点を取る感覚も高い」と小菊昭雄監督は右MFとして2戦連続スタメン起用した。

 試合前、クラブOBで、今季は長崎でU-15コーチを務めていた宮本卓也氏が不慮の事故により、1日に38歳で死去したことが発表された。C大阪の選手は喪章をつけてこの試合に臨んだ。同時期にプレーした森島寛晃社長は「献身的に頑張る選手だった。セレッソで戦ってきたメンバーなのでクラブとしての思いもある」と悼んだ。小菊監督は試合後会見で「話を聞いた時、胸が締めつけられる思いになった。彼が練習生の頃からの過程を見てきたので。今日、勝利できて、天国で喜んでくれていると思います」と声を詰まらせながら語った。

 宮本氏は昨季までC大阪でスクールコーチなどを務めており、今季から長崎に移った。入れ替わるように今季、長崎からC大阪に加入した毎熊が2得点と奮闘した。「みんな思いがあった。V・ファーレンのU-15コーチをされていたということで、僕自身あまり関わることはなかったんですけど、そこは共通した部分がある。思いはありましたね」と毎熊。特別な思いで臨んだ試合で勝利をつかんだ。

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