途中出場のカズ 大学生に勝利も「もう少しチャンス作りたかった」鈴鹿、天皇杯に王手

 四日市大に勝利し、イレブンとタッチを交わす鈴鹿・三浦知良(右から2人目)=撮影・西岡正
 試合終了後、三浦泰年監督(左)からねぎらわれる鈴鹿・三浦知良(撮影・西岡正)
 天皇杯予選決勝に進出し、勝利を喜ぶ鈴鹿・三浦知良=撮影・西岡正
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 「三重県選手権・天皇杯三重県代表決定戦・準決勝、鈴鹿2-0四日市大」(24日、三重交通Gスポーツの杜鈴鹿)

 ベンチスタートだった鈴鹿のFW三浦知良(55)が2-0の後半25分から途中出場し、決勝進出に貢献した。試合後に取材に応じ、「チームとしてもう少しチャンスを作りたかった。それができなかったのは残念です」と勝利の中でも厳しく振り返った。

 会場はカズが読売(現J2東京V)時代の1992年10月にこけら落としでPKによるゴールを決めた三交鈴鹿。「(当時)自分がPKで入れたというのを聞いて、あの試合かという感じだった」と30年前の得点も思い出し臨んだ。攻撃面ではペナルティエリア内で積極的にボールを受ける場面もあったが、シュートを打つことはできなかった。

 カズにとっては初めて天皇杯を予選から戦うことにもなった。ただ「意識はしませんでした。読売クラブでもヴェルディ(川崎)でも横浜FCでも本戦の1回戦で大学生と当たることはあった。天皇杯の予選という意識はそれほど持たずに僕らにとっての天皇杯1回戦という気持ちでやりました。負けたら終わりだと」と強い気持ちで勝利をつかんだ。同会場での鈴鹿の公式戦は今季初開催で雨が降り続けた中でも493人のファン、サポーターが観戦に訪れた。

 天皇杯本大会出場には王手をかけた。決勝戦は5月8日に同じJFLのヴィアティン三重と同会場で行われる。「(相手は)非常にしっかりしたチームですから、自分たちが主導権を握ってサッカーができるような良い試合をしたい」と力を込めた。

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