森保ジャパン ベトナムに引き分け 相手選手は喜ぶ姿 吉田が同点弾、田中のゴールは幻
「W杯アジア最終予選、日本1-1ベトナム」(29日、埼玉スタジアム)
日本は前半に先制点を許し、DF吉田麻也のゴールで追いついたものの、勝ち越しには至らなかった。
最終予選の成績は7勝2敗1分けの勝ち点22となった。
ベトナムの選手たちは、ハイタッチをして喜ぶ姿も見受けられた。吉田は試合後険しい表情をしていた。
オーストラリア戦から、スタメンを吉田と山根以外の9人を変更した日本。前半20分にCKからヘディングを決められ、先制点を与えてしまった。後半に反撃に出た日本は9分にボールカットから攻め上がった吉田が、GKからのこぼれ球を押し込んで同点とした。
同25分ごろには、途中出場の田中が勝ち越しゴールを奪ったかに見えたが、直前のプレーでハンドがあったと判定され、VAR、オンフィールドレビューを経て、得点は取り消された。
以後もベトナムゴールに迫る日本だったが、得点は奪えなかった。
主将の吉田は中継を担当したテレビ朝日によるインタビューに「メンバーを大幅にかえたので、チグハグ感が出ることも予想していましたし、そこも含めて、今日はチャレンジの試合と思っていた」とした上で、「(先制後)点を奪うまで時間がかかってしまった」など振り返った。