Ｗ杯カタール大会アジア最終予選・オーストラリア戦（２４日・シドニー）に臨む日本代表が２１日、現地でオンライン取材に応じた。ＤＦ山根視来（２８）＝川崎＝は、負傷辞退したＤＦ酒井宏樹（３１）＝浦和＝の不在により、右サイドバックでの先発が濃厚。「勝ったら決まるという大一番。選んでいただいた時から、みんなが自分が試合に出るという準備をしてきていると思うので、大きく変えることなく、いい準備をしていきたい」と心境を語った。

　山根は酒井が負傷欠場した１１月のアウェー２連戦でも右ＳＢでフル出場。ベトナム、オマーンを相手に、２連勝に貢献した。しかし今年に入ってからの２試合は出番なし。「試合に出たいという思いはベンチに座っていると湧いてくるし、勝つ反面、出られなかった悔しさも持ち帰っている。何としても出て勝利に貢献したいと思っている」と出場へのこだわりを見せる。

　勝てばＷ杯出場が決まるオーストラリア戦。「大きなチャンスが目の前にある。自分のサッカー人生の中で一番大きな試合になる。大きな覚悟を持っていい準備をしていきたい」と決意を語った。