三笘薫が切り札 森保監督「得点に絡める攻撃力を」 24日豪州倒してW杯決める

 森保監督から持ち前の攻撃力を期待される三笘
 日本代表メンバーを発表する森保監督(c)JFA
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 日本サッカー協会は16日、W杯カタール大会アジア最終予選のオーストラリア戦(24日、シドニー)とベトナム戦(29日、埼玉)に臨む日本代表に、負傷から復帰した主将の吉田麻也(33)=サンプドリア=や三笘薫(24)=サンジロワーズ=ら27人を選出した。オーストラリアに勝てば7大会連続7度目の本大会出場が決まる大一番。日本は直近2大会続けてオーストラリア戦でW杯切符をつかんでいるが、森保一監督(53)は「データが勝たせてくれる訳ではない」と引き締めた。

 三度(みたび)オーストラリア戦でW杯出場を決める。日本は14年ブラジル大会、18年ロシア大会の直近2大会の最終予選でも、オーストラリア戦で出場権を獲得した。験のいい対戦相手だが、森保監督は「データが勝たせてくれる訳ではない」と表情を崩すことはなかった。勝てば7大会連続7度目のW杯切符を手にする。一方、負ければ自力でのW杯出場が消滅する可能性もあり、一転して窮地に立たされる。気を緩める余地などないことは理解している。

 敵地オーストラリアは欧州組にとって難局となる。移動は空路で丸1日を費やし、時差は半日近い。例えば南野(リバプール)は20日夜にイングランド協会カップのノッティンガム戦を予定しており、合流は試合前々日の22日になる見通し。全体練習参加は試合前日の可能性もある。伊東(ゲンク)、吉田らも20日午後の試合を終えての移動となり、主力組の調整は容易ではない。

 右足首の負傷が癒えた三笘の復帰は森保監督にとっても心強い。昨年11月のオマーン戦では後半開始から投入され、伊東の決勝点をアシスト。鮮烈な代表デビューを飾った。三笘は18日夜のオーステンデ戦後に移動するため、南野より2日早くオーストラリア入りするとみられる。日本代表で2人が主戦場とする左ウイングは南野が絶対的な1番手だが、コンディション次第では三笘に出場時間が与えられる可能性もある。

 今季加入したサンジロワーズでは公式戦6得点3アシスト。ウイングバックとして、課題の守備を磨きながら出場機会も確保している。森保監督は「成長している守備の部分、インテンシティー(強度)高く戦えるところも見せながら、武器である得点に絡める攻撃力を発揮してほしい」と“切り札”への大きな期待を寄せた。

 最終予選も残り2試合となった。勝利でW杯を決めたい一方で、敗戦だけは避けなければならない。引き分けでも十分な成果で、森保監督は「選手には状況を見極め、一番合ったプレーの選択をしてほしい」と求めた。目前のカタールへ、最後の舵(かじ)取りを担う。

 ◆日本のW杯出場権獲得条件 最終予選B組は残り2試合で首位サウジアラビア(勝ち点19)、2位日本(同18)、3位オーストラリア(同15)が2位以上に与えられるW杯出場権を争っている。日本はオーストラリア戦に勝てば2位以内が確定し、7大会連続のW杯切符を獲得する。

 引き分けでも次のベトナム戦(29日、埼玉)で引き分け以上なら自力でのW杯出場が決まる。ベトナム戦に敗れても、オーストラリアが次戦のサウジアラビアに引き分け以下ならW杯出場となる。

 敗れればオーストラリアと勝ち点18で並び、得失点差で3位に後退し、自力でのW杯出場が消滅する可能性がある。首位サウジアラビアが24日の中国戦に勝つと、日本はベトナム戦に勝っても、29日のオーストラリア-サウジアラビア戦の結果に委ねられることになる。

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