J1磐田 遠藤起点から先制も試合はドロー 先発で移籍後初の古巣戦

 後半、G大阪・福田(右)と競り合う磐田・遠藤=ヤマハ
 前半、先制ゴールを決め喜ぶ磐田・大森(中央)=ヤマハ
 引き分けに終わり、健闘をたたえ合う磐田・遠藤(左端)とG大阪・倉田ら両チームのイレブン=ヤマハ
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 「明治安田生命J1、磐田1-1G大阪」(12日、ヤマハスタジアム)

 3年ぶりにJ1を戦う磐田が後半43分に追いつかれ2連勝を逃した。4試合連続先発出場となったMF遠藤保仁(42)は約20年在籍した古巣のG大阪と移籍後初対戦。スタメン発表時には両チームから拍手が注がれた。

 遠藤は2020年途中にG大阪から期限付き移籍で磐田に加入し、今季から完全移籍を決断した。昨季はJ2で35試合に出場して3得点と24年連続ゴールを決めるなど磐田のJ1昇格に貢献してきた。

 試合は前半15分、遠藤の縦パスを起点に攻撃が始まった。ペナルティエリア手前からそのボールを受けたDF鈴木雄斗とFW杉本健勇が流れるようにパスをつなぎ、最後はFW大森晃太郎が右足で先制点を決めた。下部組織出身でプロとしても11年から16年までG大阪に在籍した大森にとっても古巣からのゴールとなった。

 試合はペースを握られながら1-0で前半を折り返した。後半も攻めこまれる場面が目立つ中、ホームの後押しも受け粘っていたが同43分に同点を許した。

 遠藤は得点を決めれば25年連続ゴールとなる上にジーコ(鹿島)の持つJ1最年長得点記録(41歳3カ月12日)を塗り替えるところだったが、この日はお預けとなった。それでも、遠藤らしい冷静なプレーと的確なパスでチャンスを作り、守備でも献身的に走った。勝利こそ逃したものの後半34分に途中交代で退く際にはまたしても両チームから大きな拍手が送られ、古巣に健在ぶりを見せた。

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