京都・チョウ貴裁監督 鳥栖の教え子との対戦心待ち「今後いろんなことを乗り越えて」

 J1京都のチョウ貴裁監督(53)が28日、ルヴァン杯・鳥栖戦(3月2日・サンガS)を前にオンライン取材に応じ、20年に流通経大コーチを務めた時の教え子であるMF菊地泰智(22)、佐藤響(21)との対戦を心待ちにした。

 12年ぶりのJ1昇格となった今季、アグレッシブな攻撃スタイルでルヴァン杯も含め1勝2分けと無敗を続けている京都。4戦目はホームに鳥栖を迎える。チョウ監督は「若い選手も育っていて、毎年鳥栖らしさというか、アグレッシブで攻撃も守備も全員でやっていくというのは磨かれている。ただ、そこに関しては我々も目指すところはあるので、似たようなスタイルのようなところもある」と鳥栖の印象を語った。

 流通経大時代の教え子2人が今季鳥栖に新加入。早くもJ1の舞台でデビューした。「泰智は左利きで、一瞬で状況判断に入ることのできるセンスのある選手ですし、響は攻撃も守備も献身的に、ゴールに向かっていける、ボールを奪える選手として、チームを上にもっていける人物だった」と評価。その上で「彼らもプロの厳しさを今いろんな意味で感じていると思う。ピッチに立つだけじゃなく結果を出さないと生き残っていけないというところも感じながら、日々悩みながらやっていると思うが、関わった選手なので、そういうものを自分で解決して、苦しい時こそポジティブに考えられるメンタリティーを持って、成長してもらいたい」と話した。

 流通経大の教え子では川崎DF佐々木旭が26日の鹿島戦(カシマ)でプロ初先発初ゴールを決めた。「高校時代までは無名でも、その後キャリアを作るために頑張れば、プロの世界で輝けるという選手が出てくることが日本のサッカーにとって本当に大事なことだと思っている。2人に会えるのも楽しみですけど、今後いろんなことを乗り越えて、いい選手になってほしいなと監督としてというよりは、いち指導者として思います」と師弟対決に臨む心境を語った。

 鳥栖戦は今季初のホームでのナイターゲーム。「亀岡という地にある素晴らしいスタジアムでのナイターが京都の平日の風物詩になるような試合をしていきたい。仕事が終わった後に、京都から20分ぐらいで着くと思うので、そんなに遠くに感じないで身近に感じて足を運んでもらいたいなと思います」と来場を呼びかけた。

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