浦和 2度目V 江坂2発で王者・川崎を完封 ロドリゲス監督「決定機も与えなかった」

 「富士フイルム・スーパーカップ、川崎0-2浦和」(12日、日産スタジアム)

 国内のサッカーシーズン到来を告げる富士フイルム・スーパーカップは12日、昨季の天皇杯を制した浦和がJ1連覇の川崎を2-0で破り、2006年以来2度目の優勝を果たした。FW江坂任(29)が少ないチャンスで全2得点をたたき出す大仕事。リカルド・ロドリゲス監督(47)は今季加入した新戦力13人の中でMF岩尾憲(33)、DF馬渡和彰(30)らを起用し、無失点で勝ちきった。

 J1の絶対王者を相手に勝負強さが際だった。ロドリゲス監督は「非常に選手が頑張って戦ってくれた。決定機も与えなかった。タイトルを取れたことは満足」と胸を張った。

 特に球際では昨年から明らかな成長を見せた。江坂が先制弾に続き、後半36分に2ゴール目を奪う殊勲。中盤でボールの奪い合いを制してカウンターが光った。相手のMF脇坂も「攻撃と守備の強度は上がっている。シュートを打たせない、引いて守る意思統一を感じた」と脱帽した。

 この日は4-3-3の布陣を敷き、今季加入した13人の新戦力から岩尾や馬渡が先発。昨季は3分け1敗と勝てなかった川崎を相手に押される時間は長かったが、決定機は作らせず見事にはまった。

 今季はクラブが掲げる3年計画の最終年。「欲を言うならもう少し主導権を握りたい。高いものを選手には要求する」と指揮官。2022年いきなりの優勝をもぎ取り、18日に開幕を迎えるJリーグへ最高の弾みがついた。

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