日本サッカー協会の田嶋幸三会長（６４）がＷ杯カタール大会アジア最終予選サウジアラビア戦（１日、埼玉スタジアム）の勝利から一夜明けた２日、オンライン取材に応じ、日本が勝利すれば７大会連続のＷ杯出場が決まる３月２４日の敵地オーストラリア戦の地上波中継について「多くの人に見てもらえるように最後まで努力したい」と言及した。

　１日にテレビ朝日系列で放送されたホームのサウジアラビア戦（埼玉スタジアム）は平均世帯視聴率が２０・０％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）に達し、田嶋会長は「地上波の影響力がまだまだ今はあるとひしひしと感じている」と所感を述べた。

　Ｗ杯最終予選のアウェー戦は映像配信サービスＤＡＺＮ（ダゾーン）の独占放送となっている。田嶋会長は地上波中継に向けて放映権を管理するアジア・サッカー連盟（ＡＦＣ）を中心に交渉を重ねているとし、「多くの人がお金を払わずに見られる環境で、代表の試合は放送したい」と語った。