直接FK待望論に久保建英は「簡単に入るものじゃない」 決めてみて感じた難しさ

 リフティングする久保建英(撮影・高石航平)
 鋭い表情で練習する久保建英(撮影・高石航平)
 ボールまわしする久保建英(左)=撮影・高石航平
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 サッカーの日本代表で、課題の1つとされるのがセットプレー。直接FKの名手を期待する声は多い。この点について、スペイン国王杯のエスパニョール戦で直接FKを決めた久保建英が25日、思うところを語った。

 参加中の日本代表合宿で取材に応じた中に、直接FKについての質問があった。そこで久保は、その難しさについて感じていると明かした。

 「フリーキックってけっこう、自分も蹴ることが多いので分かりますけど、すごい難しいので。前回、(エスパニョール戦では)入りましたけど、本当にトップレベルのフリーキッカーでも多分、年に何本も決められる人はそんなにいないと思うので。そこまで簡単に入るものじゃないっていうのは、世間の人ではないですけど、みんなも多分、認識した方がいいのかなと」

 日本代表には近年を見ても、中村俊輔や、W杯で直接FKで得点した本田圭佑、遠藤保仁といったキッカーがいた。その後継者を求めたくなる声もあるにはあるが、久保は「最近フリーキッカーがいない、いないっていう話、僕も目にしますけど、そこまで簡単にぽっと出てくるものでもないですし、実際、練習でも何本も決めるような選手が試合になると入らないとか、壁が入ったり、試合の雰囲気とかで、まったく変わってきますし、そんなフリーキック、入るものじゃないっていうのは、1回、認識した方がいいのかなって考えましたね」と語った。

 そんな思いに至ったのも、「決めてみて、あらためて難しさが分かったというか」ことからだと明かした。久保が決めたエスパニョール戦でのFKは、正面右寄り、ゴールまで約20メートルの位置からのもの。左足で壁の上を越えてから落とす鋭いシュートを、ニアサイド(自分に近い方)に決めた。

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