日本代表 国内組たった6人 抜てきなしで変わらぬ顔ぶれ 海外組との違い
日本サッカー協会は22日、埼玉スタジアムで行われるW杯カタール大会アジア最終予選の中国戦(27日)とサウジアラビア戦(2月1日)に臨む日本代表23人を発表し、今冬にスコットランド・プレミアリーグのセルティックへ加入した前田大然(24)らが選ばれた。森保一監督(53)は「期待することはゴール」と要望。最終予選では実質“初招集”となる前田に得点力不足解消の重責を託した。膝の負傷から復帰した久保建英(20)=マジョルカ=は昨年9月以来の復帰となった。
23人のうち国内組は6人。その6人もエースの大迫(神戸)ら昨年11月の最終予選招集メンバーで、変わらぬ顔ぶれとなった。
17日から21日まで国内組合宿を決行。初招集もいたが、最終予選への抜てきはなかった。森保監督は「残念ながら活動の際には招集できる人数が決まっている」と説明し、「海外組の方が公式戦をこなしている分、コンディションはいいのかなと思っている」とオフ明けである国内組との違いも言及した。
一方で国内組合宿を行った意義も強調する。「キャンプでベストを尽くしてくれた選手が代表の戦力であることは確認させてもらった。選んでいなくても代表のチームのメンバー、ラージグループにいる」。コロナ禍のため、不測の事態が発生した際の追加招集なども当然想定している。