神戸退団のフェルマーレン 引退&代表コーチ就任報道でSNSには元同僚らの労い

 昨季限りでJ1神戸との契約が満了となり退団したベルギー代表DFトーマス・フェルマーレン(36)が現役引退し、ベルギー代表のアシスタントコーチに就任すると報じられた。21日、ベルギーのニュースサイト「HLN」が伝えた。

 同サイトによると、2シーズン半を過ごした神戸を離れたフェルマーレンは現役を引退して、ベルギー代表でコーチに転身するという。選手としてではなく、ロベルト・マルティネス監督(48)の右腕となり、W杯カタール大会優勝を目指す。

 これに対し、ベルギー代表で一緒にプレーしたDFヤン・フェルトンゲン(34)=ベンフィカ=も自身のインスタグラムを更新し、代表ユニホームでの2人の写真を投稿。「偉大なキャリアおつかれさまでした。コーチまたすぐに」とつづった。

 イングランド・プレミアリーグのアーセナルなどでも活躍したフェルマーレンはスペイン1部バルセロナから19年夏に神戸に加入。左利きのセンターバックとして高い守備能力だけでなく後方からの組み立てで神戸の守備を安定させた。神戸の初タイトルとなる19年度の天皇杯優勝やクラブ最高成績となる昨季のリーグ戦3位に貢献した。

 昨夏の欧州選手権にも現役Jリーガーとして出場。神戸でのJ1リーグ戦出場歴は45試合1得点だった。

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