千葉県内で合宿中のサッカー日本代表候補ＭＦ稲垣祥（３０）＝名古屋＝が１８日、練習前にオンライン取材に応じ、「得点の取れるボランチ」として存在感を発揮していくことを誓った。

　昨年３月のＷ杯アジア２次予選・モンゴル戦（フクアリ）で代表デビューして２得点。昨季は優勝したルヴァン杯でもゴールを決めてＭＶＰに輝くなど充実のシーズンだったが、代表招集はモンゴル戦以来となる。「ちょっとは身近になったかなという感じで。入る前よりは親近感がわきながら見ていましたけど、そこまで変わらないですかね。いちファンとして応援していました」と最終予選を戦う森保ジャパンを見ていた。

　めぐってきた機会での自信を示す。「もちろん自信はあります。自分自身にしかできないプレー、今まで選ばれているボランチの選手とは違うところでの価値も出せる自信もある」と言い切る。得点力不足が指摘される森保ジャパンにおいて、ミドルシュートなど稲垣の武器がアクセントになる可能性は十分にある。「ボランチで得点が取れるというところは自分の武器。実際にそれを証明できた昨シーズンだったと思う。自分が代表にこれから生き残っていくにはそこの存在感が必要だと思っています」と話した。