青森山田が6発快勝 FC東京内定の松木玖生も得点
「全国高校サッカー選手権・2回戦、青森山田6-0大社」(31日、駒沢陸上競技場)
25年連続27回目の出場となった優勝候補の青森山田(青森)は6発で大社(島根)を破った。前半途中からは雪が降り始める中での戦いとなった。
優位とされた青森山田だったが、序盤から攻めこみながら大社の粘り強い守備に苦戦し、得点を奪うことができずに0-0で試合を折り返した。逆にカウンターからピンチを招く場面もあった。
後半は確実に仕留めた。同3分、コーナーキックの流れから混戦となり、最後はFW名須川真光(3年)が押し込んで先制点を奪った。同13分にはMF田沢夢積(3年)が左サイドをドリブル突破し、左足を振り抜いてチーム2点目を奪った。
同28分にはFC東京に内定している主将のMF松木玖生(3年)が前線との連携で右サイドを2列目から抜け出すと冷静に決めきってチーム3点目。21年1月にはフランスの名門・リヨンの下部組織への練習参加を経験。前回、前々回大会にも主力で出場し、2年連続で選手権準優勝と悔しさを味わった。今回こそ3大会ぶり3回目の優勝への思いは誰よりも強く、いきなり結果を残した。
その後も松木と町田に内定しているMF宇野禅人(3年)が中心となった攻撃でゴールに迫り続けた。宇野もゴールを決めるなどチームはさらに3点を重ねて6-0とした。