J1京都が岡山DF井上黎生人獲得へ J2からの移籍では破格移籍金5千万円大幅超え

 来季J1に昇格する京都がJ2岡山からDF井上黎生人(りきと、24)を完全移籍で獲得することが23日、濃厚となった。交渉は大筋で合意に達しているという。

 来季も岡山との契約を残す井上には移籍金の設定がなかったが、京都は5千万円を大幅に超える移籍金を岡山に提示したという。J2からの移籍では破格となる好条件で複数クラブとの争奪戦を制した。

 島根県出身の井上は鹿児島実高から2015年にJ3鳥取入りした。21年に岡山へ完全移籍し、J2初挑戦となった今季は全42試合にフルタイム出場。不動のセンターバック(CB)としてリーグ2位タイ36失点の堅守を支えた。キック精度が高くビルドアップ能力に優れた現代的なCBで、スピードも持ち合わせる。身長180センチと大柄ではないが、跳躍力を生かした空中戦にも定評がある。

 京都は昇格に尽力した主力CBのヨルディ・バイス(32)が契約満了で退団する。井上を新たな守備の要に据え、12季ぶりのJ1に挑む。

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