「明治安田生命Ｊ１、Ｇ大阪１－０鳥栖」（２３日、パナソニックスタジアム吹田）

　Ｇ大阪が元日本代表ＦＷ宇佐美貴史（２９）のゴールでＪ１残留へ貴重な勝ち点３を手にした。

　前半１０分、相手のＣＫをＧＫ東口がキャッチすると一気にカウンターを仕掛けた。ＭＦ山本が右サイドを駆け上がり、逆サイドのＦＷ宇佐美にパス。宇佐美が絶妙のトラップから左足で決めた。その後は全員が粘り強い守備を見せ、無失点で３試合ぶりの勝利をつかんだ。

　宇佐美は３試合ぶりの今季５点目。ゴールを決めた試合は今季５戦５勝と結果につながっている。エースの仕事を果たした宇佐美は「本当に大事な試合だったので何としても自分のゴールで勝ちたかった」と納得の表情で振り返った。「守備もゼロでしっかり粘り切れて、全員で勝ち取った勝ち点３だと思います」とチーム一丸を強調した。

　順位を１３位に上げ、降格圏の１７位との勝ち点差は試合前の６から７に開いた。２試合では追いつかれない差を付ける価値ある１勝となった。