埼玉スタジアム使えない!?森保ジャパン一難去ってまた一難 芝生張り替えで調整難航

 ホーム残りの3試合が開催できない可能性が出てきた埼玉スタジアム
 陸上トラックのない埼玉スタジアムでは観客が至近距離から森保ジャパンを後押ししたが…
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 日本代表に新たな難題が持ち上がった。日本協会の田嶋幸三会長(63)はW杯カタール大会アジア最終予選オーストラリア戦(埼玉)の勝利から一夜明けた13日、オンライン取材に応じ、最終予選で3試合を残すホーム開催について、W杯予選で高勝率を誇る埼玉スタジアムの使用が困難との見通しを示した。森保一監督(53)の進退については「考えるタイミングではない」と語り、体制を維持する考えを明言した。

 待望の勝ち点3を得て、田嶋会長の表情にも安堵(あんど)の色がにじんでいた。敗れれば森保監督の進退問題に発展した可能性もあったが「しっかりと勝っている時に考えるタイミングではない」と代表指揮官への支持を明確にし、「私たちもしっかりとサポートしなければ」と全面的な後押しを約束した。

 ところが、新たな難題が持ち上がった。6試合を残す最終予選で、日本は来年1月27日の中国戦、同2月1日のサウジアラビア戦、同3月29日のベトナム戦をホームで開催する。田嶋会長は「私も選手たちも監督も、埼スタでやりたいという気持ちが一番強い」と熱望したが、調整は難航しているという。

 埼玉スタジアムは来年3月頃までをメドに大幅な芝生の張り替えを実施する予定で、日本代表だけでなく、本拠地とするJ1浦和も含めて使用が困難となっている。田嶋会長は「今後何とかできないかとお願いしていきたい」と切実に訴えた。

 埼玉スタジアムでのW杯予選は21勝3分け1敗で勝率は驚異の・840に達する。終了間際に何度も神懸かったゴールが生まれ、日本代表の窮地を救ってきた聖地でもある。12日のオーストラリア戦でも改めてその“神通力”が証明された。

 最終予選2勝目を飾ったが、総得点差で再びオマーンに抜かれ、4位に後退するなど厳しい戦いが続く。佳境を迎える後半戦ではホームでの勝ち点3が必須。埼スタ開催の実現に全力を尽くしていく。

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