Ｊ１横浜ＦＣの元日本代表ＦＷ三浦知良（５４）、ＭＦ中村俊輔（４３）、ＦＷ渡辺千真（３５）が４日、横浜市内で幼稚園児や小学１、２年生に向けたサッカースクールの練習に参加した。久々に子どもたちと直接ふれ合った三浦は「やっとこういう日を迎えられた。僕ら大人よりも子どもの方がいろんなことを我慢させられていた。笑顔でプレーしている姿は本当にうれしく思う」と喜びを語った。

　子どもたちとミニゲームで走り回り刺激を受けた。５４歳のカズは「初心に戻るような、子どもの頃の自分の姿に戻れる」と純粋にサッカーを楽しんだ。

　チームは２日に鹿島を相手に敵地で勝ちきった。「横浜ＦＣとして戦う姿勢は見えてきている。最初の前半戦のように恥ずかしい試合は少なくなっている」と残留へチーム力の向上には手応えを得ている。

　Ｗ杯アジア最終予選サウジアラビア戦（７日、ジッタ）、オーストラリア戦（１２日、埼玉スタジアム）を控える日本代表にも言及。カズは「最終予選が簡単じゃないことは僕は一番知っていますから、なんで決めないんだよとは思わない」とした上で「決めるところを決めないと厳しい試合になる。ゴールを取っていかないとやっぱり相手のペースになってしまう。決めきって欲しいなと思います」とエールを送った。