「明治安田生命J1、川崎2-1湘南」(26日、等々力陸上競技場)
5月30日の鹿島戦以来リーグ10試合ぶりホームゲームとなった川崎が湘南との“神奈川ダービー”に逆転勝利し、リーグ4連勝とした。
MF旗手怜央の得点で追いつき1-1で迎えた後半ロスタイム。FW知念慶が頭で劇的逆転弾をたたき込んだ。「あまり覚えていないですけど、気持ちで入れました」。チームを9月22日の鹿島戦に続く2試合連続逆転勝ちに導いた。
「70分(後半25分)くらいから足がつってしまっていた」(知念)と言う通り執念の1点だった。鬼木達監督は後半も知念を下げることなく、同29分にDF山村和也とDFジェジエウの交代に最後のカードを切った。
知念はフル出場が決まった瞬間について試合後に「結構、脚がつっていたので『オニさんやってるわ』と思った」と笑顔で正直な言葉も出たが、「交代枠がないのだから、もうやるしかないと思った。脚が持つ限りガンガン走ろうと思った」と覚悟を決めていた。
得点シーンではMF家長昭博からクロスが入ることは予想していた。知念は「本当に最後の余力を全部使ってジャンプしたゴールだった。走りきったことが得点につながった」と振り返った。
指揮官は決勝点を挙げたFWの働きに「タフなゲームになった時に戦える選手。これからも自信を持って挑んでいってほしい」とたたえた。知念も「期待が信頼に変わっていけるようにもっともっとこのプレーを継続してやっていけたらと思っています」。残り8試合。一時、2位の横浜Mに勝ち点1差まで迫られていたが、再び9差に広げ優勝に近づく大きな1勝となった。